SOMPO Digital Lab 開発チームブログ

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re:Invent 2023 現地レポート ~2日目~

SOMPO Digital Lab ソフトウェアエンジニアの木村です。

昨日の記事に引き続きAWS re:Invent 2023のレポート記事をお届けします。 2日目の今日も私が参加してきたセッションについて紹介しようと思います。

本日は以下の2つのセッションに参加してきました。

  • Personalized customer journeys powered by generative AI
  • Generative AI for robotics: Race for the best drone control assistant

Personalized customer journeys powered by generative AI

こちらはBreakout session(AWSのプロフェッショナルがサービスについて色々解説してくれる)形式のセッションでした。

フィリピンのGlobe Telecom社が主催するセッションで、Globe Telecom社がどのようにデータを分析して、分析結果をカスタマーエクスペリエンスの向上の活用してくのかを主題に話が進んでいきました。

Globe Telecom社ではAWSが定義するConnected Customer Journey Platformに基づいてシステムを設計しているそうです。 AWS Solution Libraryと呼ばれるユースケース集の中で定義されているもので、AWSの特定のサービスではありません。

Globe Telecom社ではこれまでもQ&A応答のチャットボットや解約リスクの削減などの課題解決のためにGraph Neural Networksを利用していたそうですが、 Generative AIの活用によって、これまで以上に顧客の情報や置かれた状況・コンテキストを元にパーソナライズされた解答を用意することができたとのことでした。

サービスアーキテクチャも提示され面白いセッションだったのですが、Generative AIの具体的なプロンプト実装の方法などの解説がなかったあたり、 まだ試行錯誤しつつ導入を進めている段階なのかなという感想でした。最もGenerative AIの利活用においてはどこも同じような段階なのかもしれませんが。

Generative AI for robotics: Race for the best drone control assistant

こちらは自分で手を動かしつつシステムを実装するWorkshop形式のセッションでした。

セッションの内容は、Generative AIを使ってドローンの管理を行うというものでした。コードの実装をGenerative AIと協力しながら行うのはもちろんですが、ドローへの制御もGenerative AIを介することで自然言語で行えるようにするというものです。

Workshopではドローンの実物は使いませんでしたが、Web上で経路とドローンを模したシミュレータが与えられるので、これを自然言語で制御することを行いました。例えば「move to home」と命令を与えることでWドローンを自動的に経路上にマッピングされた家に向かわせることができます。

ドローンシミュレータ

その他にこのセッションではAWS Local Zonesを使ってサービスをデプロイしていました。 こちらのサービスはAWSの各種サービスを地理的にユーザに近い場所(エッジ)にデプロイすることができ、これにより1桁ミリ秒以下のレイテンシを必要とするようなユースケースに対応できるというものです。 SOMPOのサービスではなかなか使用する機会はないかもしれないですが、個人プロジェクトで後日改めて利用してみたいですね。

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おまけ

本日のセッション終わりにラスベガスに最近できた超巨大施設Sphereに他の現地参加メンバーと行ってきました。 噂通りのすごい施設でしたので、現在現地に来ている方は是非1度行ってみることをおすすめします。

AWSのイベントが行われている会場の横で広告を出すGCPの写真